アルミホイル、アルミ箔を指に巻くと咳が止まるという話、咳止め効果について

アルミホイル 解説

「アルミホイルを指に巻くと咳が止まる」「咳止め効果がある」という話は民間療法や噂話として広まっていますが、科学的、医学的な根拠はないようです。

アルミ箔を指(中指)に絆創膏のように巻くと咳が止まるという話は、科学的な根拠が乏しく医学的に証明された効果はありません。

アルミホイルを指に巻く

中指に絆創膏を使って、もしくは、絆創膏のようにアルミを巻くと咳止めとして、ある程度効果はあるという話です。

この噂が広まったのは、アルミホイルの導電性や、ツボを刺激するといった考え方があるようですが、これらが咳に直接的な効果をもたらすという科学的なメカニズムは解明されていません。

鍼治療と同じ効果を手軽に得ることができると話題になって、アルミホイルで指輪状に絆創膏などを使って指に巻く方法です。

絆創膏にアルミホイルを貼って中指に巻いたら、咳が止まるという訳ですが、咳止めのアルミホイルを巻いた絆創膏を指に巻いたら効果がある理由としては、アルミホイルによってガルバニック電流が流れてツボを刺激して咳が続く状態が改善したではないのかと考えられているようです。

ガルバニック電流とは異なる種類の金属を体に貼ると微弱な電気が流れる仕組みで、アルミを噛むとピリッとかキーンとかする反応のことです。

ガルバニック電流は口腔内に存在する異なる種類の金属が唾液を介して接触することで発生する微弱な電流とされています。

  • ガルバニック電流は次のような症状を引き起こすことがあります。
    • ピリッとした痛みや違和感
    • 金属の電気的腐食の進行
    • 口腔内組織の異常
    • 不快感や金属味
    • アレルギー様症状
    • 不眠、イライラ、頭痛、肩こりなどの自律神経の乱れ

ガルバニック電流は、特に電位差が大きい非金属や貴金属が同じ口腔内にある場合に起こりやすくなります。

中指には咳に効くツボがあるらしく、そこにアルミホイルを巻いて鍼のような効果が得られるようです。左中指と書いてあったり、両方の中指に巻いたらよいとされています。

アルミホイルを足に巻いて寝たら、朝まで全然咳が出なかったので、試しにアルミホイル巻いたまま靴下履いて生活するというのもありました。

中指には気管支のツボがあるから効果があるのではないかという話もあります。

咳が出て体調が悪い場合は医師に相談

咳が続く場合は医療機関で診察を受けたほうがよいでしょう。

一般的な咳の原因には風邪、アレルギー、喘息、逆流性食道炎、感染症などがあるようですが、適切な対処法は原因によって異なります。

持続的な咳がある場合や生活に支障をきたす場合は、医療機関で診察を受けることをおすすめします。

十分な睡眠、バランスの取れた食事、適度な運動など、健康的な生活習慣を送ることも大切です。

アルミニウムと健康

アルミニウムは、健康な人であれば通常の生活において人体に害を及ぼす心配はありません。

アルミは、酸やアルカリと反応しやすい物質ですが、絆創膏として使っていて食べてしまうことはないでしょうが、仮に体内に入ってもほとんどが体外に排出されるため健康の被害はありません。

ただし、アルミを大量に摂取すると、骨形成の異常や貧血、生殖への異常などを引き起こす可能性があります。

腎臓機能障害のある人はアルミを一定量以上取り込むと神経毒性症状を起こす場合があることがあるとされています。

アルミとアルツハイマー病の関係は、以前は疑いがかけられましたが、現在では因果関係を証明する根拠はありません。

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