Q&A
- Qアルミ圧延とは何?
- A
アルミ圧延とは、アルミニウムをロールで挟んで圧縮し、薄く延ばす加工方法のことです。アルミニウムの塊(スラブやビレット)を高温で加熱し、圧延機という装置で繰り返し圧力をかけることで、板や箔、条などの形状に加工します。
- Qアルミの押出とは?
- A
アルミ押出とは、加熱したアルミニウムを金型(ダイス)に押し出して、いろいろな断面形状の製品を製造する加工方法です。軽量で強度が高く、耐食性にも優れたアルミニウムの特性を活かし、複雑な形状の製品を効率的に大量生産できます。
- Qアルミの形材とは?
- A
アルミ形材とは、アルミニウム合金を加熱してダイス金型を通して押し出して、いろいろな断面形状に成形した材料のことです。軽量で、加工しやすく、耐食性にも優れているため、建築材料や自動車部品など幅広い分野で使用されています。
- Q1000系アルミとは?
- A
1000系アルミニウムとは純度99.00%以上の純アルミニウム系のアルミのことです。アルミニウムの純度が高いので加工性や放熱性、導電性に優れていますが、強度が低いので、構造材には適しません。
- Q2000系アルミとは?
- A
2000系は、アルミに銅(Cu)やマグネシウム(Mg)が加えられた合金です。強度が高いのが特徴です。代表的な材料は「A2017」と「A2024」などになります。
- Q3000系のアルミとは?
- A
3000系はアルミニウムにマンガンを添加した合金です。純アルミニウムの耐食性や加工性を維持しつつ、強度が少し高くなっています。
- Q4000系のアルミとは?
- A
4000系はアルミニウムにケイ素(シリコン)を添加した非熱処理型の合金です。 アルミニウム合金としては線膨張係数が低いのが特徴です。 耐熱性に優れている点に加えて、融点が低いため溶接溶加材にも適しています。
- Q5000系のアルミとは?
- A
マグネシウムが添加されており、耐食性と強度に優れています。アルミニウム合金の中でも加工性に優れた材料であり、切削材料としてよく使われます。
- Q6000系のアルミとは?
- A
Mg(マグネシウム)とSi(シリコン)を添加してアルミニウムの強度を増加させたアルミニウム合金です。強度や耐食性に優れていて、微量なCu(銅)を添加することでより強度を上げた6061材や優れた押出性のある建築用サッシでよく使われる6063があります。
- Q7000系のアルミとは?
- A
アルミニウム合金の中で最も高い強度を持つ材質でありA7075は「超々ジュラルミン」と呼ばれ、鉄とほぼ同等の強度を持ちながら、鉄の1/3程度の軽さを持っています。