桃は甘くてジューシーですが、すぐに傷みやすいですよね。そんな桃の保存方法として、アルミホイルで桃を包んで冷蔵庫に入れる方法があるんです。
食品用アルミホイルメーカーの東洋アルミエコープロダクツ株式会社も、公式サイトで「桃をサンホイルで包むことで、日持ちがします」と紹介しています。
なぜアルミホイルで包むと桃の日持ちがよくなるのでしょうか?どのように包んだらよいのでしょうか?アルミホイルの性質などから、冷蔵庫で桃を保存する際のポイントや注意点をわかりやすく解説します。
桃はなぜ傷みやすい?
桃は買った段階から、すでに食べ頃になっていることも多く、やわらかくて、熟してしまってることが多いですよね。常温で置いておくと、すぐに、いたんでします。柔らかくなってしまいます。
また、桃は皮や果肉が傷つきやすいので、小さな傷から傷みが進むこともあります。
農林水産省も、桃は購入したときが食べ頃のことが多いため、できるだけ早く食べるのが理想としています。
どうしても保存する場合には、冷蔵庫の野菜室を利用し、1週間以内に食べることを推奨しています。
桃は「冷蔵庫に入れておけば長期間大丈夫」といういわけでもないようです。そこで、冷蔵保存の際に役立つ方法の一つがアルミホイルです。
桃をアルミホイルで包むと長持ちする?
桃をアルミホイルで包んで冷蔵保存する方法は、桃の日持ちをよくする方法の一つとして利用できます。
特に注目したいのが、アルミホイルを製造・販売する東洋アルミエコープロダクツ株式会社の公式情報です。
同社は家庭用アルミホイル「サンホイル」の活用方法として、桃をサンホイルで包むことで、日持ちがします。と紹介しています。
さらに、アルミホイルの特徴として「遮光性」「遮蔽性」「保形性」などをあげています。
SNSの「裏ワザ」ではなく、アルミホイルメーカー自身が桃の保存用途として紹介している方法という点がポイントです。ただし、「アルミホイルで包めば何週間、何か月でも保存できる」という意味ではありません。桃の品種、購入時の熟度、傷の有無、冷蔵庫の温度などによって保存状態は大きく変わります。
アルミホイルが食品保存に使われる理由
アルミニウムを非常に薄く延ばした(圧延した)アルミ箔で、食品保存にも利用されるさまざまな性質を持っています。
遮光性がある
アルミホイルの大きな特徴の一つが、光を遮ることです。
一般社団法人日本アルミニウム協会も、アルミ箔の活用方法として食品を包む用途を紹介しています。
アルミホイルは光を通しにくいため、食品を光から守るための包装材料として利用できます。
空気や水分を通しにくい
日本アルミニウム協会では、アルミホイルについて、ラップとは異なる材質特性として水や空気を通しにくいことを紹介しています。
食品をアルミホイルで包むことで、食品と外部との接触を抑えることができます。
桃の保存では、こうしたアルミホイルの性質が、乾燥や外部環境から桃を守ることにつながると考えられます。
形を保ちやすい
アルミホイルは、金属ということもあって、フィルムよりも形を作りやすく、食品に合わせて包むことができます。
桃のように丸く、表面を傷つけたくない果物でも、力を入れすぎなければ桃の形に合わせて包むことができます。
桃をアルミホイルで包んで冷蔵庫に入れる方法
1.桃の状態を確認する
まず、桃に傷や打ち身、カビなどがないか確認します。すでに傷んでいる桃をアルミホイルで包んだからといって、傷みが元に戻るわけではありません。
特に柔らかくなっている部分がある桃は、できるだけ早く食べるようにしましょう。
2.桃を1個ずつアルミホイルで包む
アルミホイルを適当な大きさに切り、桃を1個ずつ包みます。桃の表面を強く押さえつけないようにしながら、できるだけ桃全体を覆います。
3.隙間をできるだけ少なくする
桃全体がアルミホイルで覆われるように包みます。ただし、桃を傷つけるほど強く締め付ける必要はありません。
4.冷蔵庫の野菜室へ入れる
アルミホイルで包んだ桃は、冷蔵庫の野菜室で保存します。
農林水産省も、桃を保存する場合は冷蔵庫の野菜室を利用するよう案内しています。冷蔵室よりも野菜室のほうが開閉による温度変化が比較的少なく、桃の保存に適しています。
桃はアルミホイルで何日保存できる?
ネット上では、「アルミホイルで包めば桃を2週間、3週間、さらには1か月保存できる」という情報も見られますが、これをすべての桃に当てはめることはできません。
農林水産省は、桃について「1週間以内に食べる」ことを推奨していますので、家庭で保存する場合は、まず1週間程度を一つの目安として考え、桃の状態を確認しながら早めに食べるのが安全です。
アルミホイルは、あくまで、桃の保存状態を少しでもよくするための方法として考えるのがよいでしょう。
冷蔵庫に入れる前に桃を洗う?
桃を保存する場合は、食べる直前に洗うほうがよいでしょう。保存前に水分が残っていると、保存状態によっては傷みの原因になることがあります。桃を洗った場合は、表面の水分をしっかり拭き取ってから保存します。
また、桃を食べるときには、表面を水でやさしく洗ってから食べるようにしましょう。
完熟した桃はアルミホイルでも早めに食べる
アルミホイルで包めば、どんな桃でも長期間保存できるわけではありません。すでに柔らかくなった完熟桃は、できるだけ早く食べることが大切です。
JAふくしま未来も、完熟した桃は傷みやすく、2~3日ほどしか日持ちしないとして、完熟後はできるだけ早めに食べるよう案内しています。
アルミホイルは、あくまでも保存を助ける方法です。「アルミホイルで包んだから大丈夫」と保存期間を過信しないことが重要です。
参照・引用先
農林水産省「ももを楽しむ」
https://www.maff.go.jp/j/pr/aff/1905_06/spe2_03.html
桃の保存方法について、野菜室で保存し、1週間以内に食べることなどが紹介されています。
東洋アルミエコープロダクツ株式会社「サンホイル活用方法」
https://www.toyoalumi-ekco.jp/sunfoil/usage/
家庭用アルミホイル「サンホイル」の活用方法として、「桃をサンホイルで包むことで、日持ちがします」と紹介されています。
一般社団法人日本アルミニウム協会「社会に貢献するアルミ箔の世界」
https://www.aluminum.or.jp/haku/handbook/katsuyou07_01.html
アルミ箔の食品保存への利用や、アルミホイルの遮光性・水や空気を通しにくい性質などについて参考にできます。



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