アルミの角パイプ(角形パイプ)は、建築・DIY・設備・機械など幅広い分野で使用されるアルミ材料です。
軽量で加工しやすく、耐食性にも優れているため、フェンス・棚・フレーム・看板など様々な用途で利用されていますが、アルミ角パイプにはどんな材質があるのか?サイズや規格はどうなっているのか?価格はどれくらいなのか?など、材料選びで迷う人も多いと思いますのでアルミ角パイプの基本構造・材質(合金)と特徴・JIS規格サイズ・購入方法・価格相場をわかりやすく解説します。
DIYや建築材料としてアルミ角パイプを検討している方はぜひ参考にしてください。
アルミの角パイプとは
アルミ角パイプとは、断面が四角形(矩形)の中空アルミ材のことです。アルミ押出形材(押出材)のひとつで、アルミ合金を高温で押し出して成形します。
主な特徴は次のとおりです。
軽量性
アルミの比重は鉄:7.8に対してアルミ:約2.7と約3分の1の重量です。
そのため、フレーム・架台・看板・DIY家具など軽量化が必要な用途で広く使用されます。
耐食性が高い
アルミは空気に触れると酸化皮膜(アルミナ)が形成されます。この皮膜が腐食を防ぐために、屋外・海岸地域・雨にさらされる場所でも比較的長く使用できます。
加工が容易
アルミ角パイプは切断・穴あけ・タップ加工・溶接などの加工が比較的簡単です。これがDIYでもよく使われる理由です。
アルミ角パイプの主な用途
アルミ角パイプは次のような用途で使用されています。
- 建築・設備分野
- フェンス
- 手すり
- ルーバー
- 建具フレーム
- DIY・家具分野
- 棚
- テーブルフレーム
- 作業台
- ガレージラック
- 産業用途
- 機械フレーム
- 装置架台
- コンベア部品
強度と軽さを両立できるため、幅広い分野で使用されています。
アルミ角パイプの材質(アルミ合金)
アルミ角パイプは純アルミ系ではなくアルミ合金で作られます。
主に使用される材質は次の通りです。
A6063
このA6063が最も一般的です。アルミ押出材で最も多く使用される合金です。特徴としては押出性が良い、表面が美しい、耐食性が高いのが特徴です。
用途としては、建築材料・アルミサッシ・フレーム材などがあります。
DIYで販売されている角パイプの多くがこの材質です。
A6061
6063よりも強度が高い高強度合金です。
特徴としては、高強度で機械部品向けです。用途としては機械フレームや構造部材に使われています。
A5052
マグネシウム系のアルミ合金です。
特徴としては耐食性が高く、海水に強いという特徴があります。用途としては船舶や屋外設備に使われています。
アルミ角パイプの質別(調質)
アルミには調質(熱処理状態)があります。
押出材の代表的なものに次の2つがあります。
T5
押出後に人工時効処理した状態です。
特徴としては、強度があって、建築材料で一般的に使われています。
T6
溶体化処理+人工時効処理をした状態の押出材です。特徴としては、非常に強く、機械部品向けになっています。
アルミ角パイプの規格(サイズ)
アルミ角パイプは様々なサイズがあります。
一般的なサイズ例です。
| 外寸 | 肉厚 |
|---|---|
| 20×20 | 1.5 / 2.0 |
| 25×25 | 1.5 / 2.0 |
| 30×30 | 1.5 / 2.0 / 3.0 |
| 40×40 | 2.0 / 3.0 |
| 50×50 | 2.0 / 3.0 |
| 60×60 | 2.0 / 3.0 |
| 75×75 | 3.0 |
| 100×100 | 3.0 / 4.0 |
長さは通常、4mまたは5mで流通しています。
アルミ角パイプの表面処理
アルミ材には様々な表面処理があります。
アルマイト(陽極酸化)
これが最も一般的です。特徴としては、腐食防止・表面硬度アップ・美しい外観が挙げられます。
塗装
白・黒・カラーなどが建築用途で使用されます。
アルミ角パイプの購入先
アルミ角パイプは次の場所で購入できます。
金属材料専門商社(問屋)
最も種類が多いです。サイズが豊富で切断販売も扱っています。
DIYホームセンター
小サイズが販売されています。用途としては、DIYや家具制作になります。
ネット通販
最近はオンライン販売も増えています。切断済みで少量購入可能です。
アルミ角パイプの価格相場
アルミ材料は、サイズ・肉厚・材質によって価格が大きく変わります。
一般的な目安(4m材)
| サイズ | 価格 |
|---|---|
| 20×20×1.5 | 1,500~3,000円 |
| 30×30×2.0 | 3,000~5,000円 |
| 40×40×2.0 | 5,000~8,000円 |
| 50×50×3.0 | 8,000~12,000円 |
アルミ地金価格によって価格は変動します。
アルミ角パイプを選ぶポイント
アルミ角パイプを選ぶ際は次の点が重要です。
強度
荷重がかかる場合であれば、肉厚を厚くする必要があります。
屋外使用
屋外ではアルマイト処理が適しています。
加工性
DIYや家具であれば6063材がおすすめです。



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