アルミトラスとは?特徴・種類・価格からメーカー選びまで解説

解説

イベント設営や店舗ディスプレイ、展示会ブースで見かけるアルミの格子状の骨組みが、いわゆる「アルミトラス」です。

軽量で、しかも高い強度があり、空間演出に利用されています。どのサイズを選べばいいのか?、連結方法の違いは?と気になることも多いと思います。

アルミトラスの基本構造から、ボルト式・クランプ式の違い、フランジ式のメリット、主要メーカーや価格相場まで解説します。

アルミトラスとは?最大の特徴は「軽さと強度の両立」

アルミトラスとは、アルミニウム合金のパイプを三角形(トラス構造)に組み合わせて溶接した構造体です。

特徴

軽量性

アルミですから鉄製(スチールトラス)の約1/3の重量です。運搬コストを抑えられて、少人数での設営ができます。

耐食性

アルミニウム特有の酸化被膜により錆びに強くて屋外イベントでも錆びずに長く使用できます。

意匠性

メタリックな質感が美しく、照明を当てることで近未来的な演出ができます。

トラス構造の強度

三角形を基本単位とすることで、細いパイプでも大きな荷重(スピーカーや大型モニターなど)に耐えられる設計になっています。

連結方法の種類と「フランジ式」

トラス同士を繋ぐ方法は、安全性と設営スピードに関係してきます。

ボルト連結(フランジ式)

トラスの端部に「フランジ」と呼ばれる円盤や四角形のプレートが溶接されており、そこにある穴にボルトとナットを通して固定する方式です。フランジ式とは、トラス端部に円盤状または角型のフランジプレートを溶接し、ボルトで面同士を固定する連結方式です。

メリットとしては、結合部が強固で、大型ステージや恒久的な構造物に適しています。

一方で、デメリットとしては、ボルト締め・手締め作業が必要なため、設営にやや時間がかかります。

クランプ式(ピン連結)

円錐状のコネクターを差し込み、ピンを叩き込んで固定するタイプです。メリットとしては、工具をほとんど使わず、圧倒的にスピーディーな設営ができます。現在のイベント業界では、この「グローバルタイプ」と呼ばれるクイック連結が主流です。

強度とサイズの目安

用途に合わせて適切な「角(サイズ)」を選ぶ必要があります。

サイズ(一辺の長さ)主な用途特徴
100mm~150mm店舗什器、棚、屋内装飾非常に軽いが、重量物は吊るせない。
200mm~250mm小規模展示会ブース、看板枠汎用性が最も高く、扱いやすい。
300mm中規模ステージ、イベントゲートスピーカーや照明の吊り下げが可能。
450mm以上大規模コンサート、野外フェス巨大な荷重に耐えるプロ仕様。

アルミトラスの用途

社名看板の掲出や、スポットライトの設置につかう展示会ブース、イベントステージとしてコンサートの照明リグやスピーカーの吊り下げにしたり、店舗内装でもアパレルショップやスポーツ店のインダストリアルな装飾で使います。

また、スタート・ゴール地点のアーチゲートとして、スポーツイベントでも使われます。その他、サインフレーム、仮設屋根・テントフレーム、フォトブースなどでも使われます。

主要製造メーカーと価格相場

  • アルミトラスの国内外の主要メーカーは次のとおりです。
    • プロトス(PROTOSS):国内シェアが高く、精度と信頼性に定評があります。
    • グローバル・トラス(Global Truss):世界標準のクランプ式トラスを展開する大手です。
    • オオハシ:舞台設備などに強く、特注対応も得意な国内メーカーです。
  • アルミトラスの価格の目安(300mm角・長さ2mの場合)は次のとおりです。
    • 新品購入:約35,000円 ~ 60,000円前後
    • 中古購入:約15,000円 ~ 25,000円前後
    • レンタル:1日あたり数千円(設営費別)

連結パーツやコーナー(角)パーツは別途費用がかかるのが一般的です。

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