春から夏にかけて増えるのがカラスやツバメによる鳥の被害ですね。生ごみを荒らされてしまったり、庭先などに巣を作られてフンの被害に困ってしまうこともあると思います。
そこで、アルミホイルで鳥よけになるらしいという話を聞いたことはないでしょうか?本当にアルミホイルが鳥害に効果的なのか、使い方や注意点まで詳しく解説してみます。
なぜアルミホイルが鳥に効果があるの?
アルミホイルは、鳥などが嫌っている「光」と「音」を出す効果があります。これを嫌がるようです。
光の反射
アルミホイルの表面は強く光を反射しています。太陽光が当たるとまぶしく光って、それが鳥にとっては「危険」や「異常」と思われるので、近づかなくなることがあります。警戒心の強いカラスやツバメには一定の効果があるようです。
特にカラスやツバメは視覚が優れているので、この光の刺激を嫌がる傾向があるとされています。
シャカシャカという音
風などが吹いて揺れると、アルミホイルがシャカシャカと不快な音を出すことも、鳥にとっては警戒となるようです。こうした音も、鳥が嫌がる効果になります。
アルミホイルでの具体的な対策方法
ごみ置き場のカラス対策
ごみ袋の上にアルミホイルをクシャクシャにして置いてみたり、ごみネットにアルミホイルのリボン状のテープをつけてみます。反射光とシャカシャカ音でカラスの接近を防ぎやすくなります。
ベランダや玄関のツバメ対策
巣をつくられやすい軒下などに、アルミホイルを細く切ってモール状にしたものをたらしてみます。アルミホイルを丸めた玉を複数吊るすのみよいと思います。
ツバメは安全で静かな場所に巣を作りたがるので、キラキラ光る物や異音がある場所は避ける傾向があります。

注意点
効果は一時的?
鳥は学習能力が高いので、最初は驚いて遠ざかったとしても、時間が経つと慣れてしまう可能性があります。定期的に設置場所やアルミホイルの形状を変えるなどの工夫をしたほうがよいでしょう。
巣作りが始まった後では遅い
ツバメは一度巣作りを始めると執着心が強くて、撤去しても何度も戻ってくることがあります。対策は早めにしたほうがよいでしょう。
近所への配慮
キラキラと強く反射するアルミホイルは、特に夏場、近隣住民や通行人の目に入ると不快に感じられることがあります。設置場所やアルミホイルの量は配慮しましょう。
アルミホイル以外
CDや反射テープは、アルミホイルと同じく光の反射を利用することができますし、防鳥ネットなら物理的に鳥の侵入を防ぐため効果は高いですが、見た目や手間の面で課題もあります。
また、フクロウやヘビなどの鳥の天敵の人形や模型で視覚的な威嚇として利用する方法もあります。
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