アルミホイルで餅がくっつかない焼き方、トースター調理のコツと対処法や裏技を解説します。
トースターやオーブントースターで餅を焼くとき、「アルミホイルにくっついてしまってたいへん!」といった経験はありませんか?
餅がアルミホイルにくっつくのは、餅の成分と加熱時の物理的な性質が原因ですが、いくつかのポイントを知っておくだけで、驚くほど簡単に防ぐことができます。
アルミホイルに餅がくっつかない方法と、くっついてしまった場合の正しい対処法を解説します。
アルミホイルに餅がくっつかない方法
なぜ餅はアルミホイルにくっつくの?
餅の主成分であるアミロペクチンは、加熱によって柔らかくなって、強い粘着性を持ちます。
アルミホイルは表面がなめらかに見えていても、実際は、微細な凹凸があって、加熱で柔らかくなった餅がその凹凸に入り込んでしまって、冷えると固着してしまいます。これが「くっつく」という現象です。
おすすめ!アルミホイルに薄く油を塗る
- 最も確実な方法で失敗が少ない方法が、アルミホイルに次のとおり薄く油を塗ることです。
- サラダ油、ごま油、オリーブオイルなどでOKです。
- キッチンペーパーなどで「うっすら光る程度」に塗る。
- 塗りすぎると煙や油跳ねの原因になるので注意です。
油の膜が餅とアルミホイルの直接接触を防ぐために、焼き上がりがきれいになります!
アルミホイルを「くしゃくしゃ」にする
手軽で効果的な方法があります。アルミホイルを一度丸めてから広げて、その上に餅を置きます。表面に凹凸ができることで、餅とホイルが触れる「点」が少なくなります。山の部分に餅が乗るようにふんわり広げるのがコツです。
先にホイルだけを加熱(予熱)する
トースターにアルミホイルを敷き、1分ほど空焼きしてから餅をのせます。餅が溶け出す前にホイルの温度が高いと、表面が先に固まり(焼き固まり)、くっつきにくくなります。
フッ素加工アルミホイルを使う
市販されていますが、くっつきにくい加工(フッ素樹脂加工)アルミホイルを使うのもよいでしょう。
油を塗らなくてもくっつきにくく、後片付けが簡単です。ただし、普通のアルミホイルよりやや高価です。頻繁に餅を焼く家庭では、コスト以上のメリットがあります。
クッキングシート(耐熱紙)に替える
アルミホイルにこだわらないのであれば、クッキングシートもおすすめです。
餅がほぼ確実にくっつかないですし、油も不要です。ただし、トースター対応の耐熱温度を必ず確認してください。
料理の現場では、粘着性の高い食材にはクッキングシートが第一選択になることが多いです。
途中で一度ひっくり返す
焼き始めからずっと同じ面を加熱すると、接地面が強く固着してしいます。表面が少し膨らんだタイミングで一度返したりして、完全に溶ける前に動かすのがポイントです。

くっついてしまった場合の対処
これが重要!!無理にはがさない
くっついた餅を力任せにはがすと、餅が裂けるだけでなく、アルミ片が付着する可能性が高くなります。
しばらく冷ます
餅は冷めると粘着力が弱くなります。トースターから取り出して、1~2分程度置いておきます。そのあと、ヘラや箸で端からゆっくりはがします。あつあつの状態よりも、はるかにきれいにはがせます。
水(またはお湯)で濡らす
餅とアルミホイルの隙間に、スプーンなどで少量の水を垂らします。水が浸透するまで数十秒待ち、端からゆっくり剥がします。水分が入り込むことで粘着面がふやけ、滑りが良くなります。
裏側から氷で冷やす
ホイルの裏側に氷を当てて、急冷させます。餅がついている裏面に氷を滑らせます。急激な温度変化により、餅とホイルの収縮率の差を利用して隙間を作ります。
アルミホイルごと再加熱する
すでにくっついてしまった場合は、一度再加熱して柔らかく戻すのも方法です。
再加熱後、すぐに持ち上げず少し待ちます。餅が「伸びる状態」になってから外すようにします。急いで触ると再び強く貼りつくため、タイミングが重要です。
アルミホイルを破って餅を取り出す
どうしても取れない場合は、餅を守ることを優先しましょう。アルミホイルを破り、付着部分を最小限にします。アルミが混入しないよう目視で確認します。見た目よりも安全性を重視した判断になりますね。



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