食パンをおいしく長持ちさせるための冷凍保存の方法があるんです。一般的にサランラップやスーパーのビニール袋を使っているという方が多いのではないでしょうか。もちろん、サランラップやビニール袋でも冷凍はできますが、ほんとうは、アルミホイル(アルミ箔)を使うと、パンの美味しさをそのままに保つことができるのです!それでは解説します。
食パンの冷凍をサランラップでした場合
家庭で手軽に使える保存方法としてまず思いつくのが、サランラップ(ラップフィルム)での冷凍ですね。ラップは密着性に優れていて、空気を遮断してくれるので食材の乾燥を防いでくれますが、ところがラップだけの冷凍では、冷凍庫内の乾燥やニオイの移りを防ぐことが難しいのです。
また、ラップは熱伝導率が低いために、冷凍や解凍に時間がかかってしまいます。これで、パンの食感や風味が劣化してしまうのですよ。

食パンの冷凍をアルミホイルでした場合
アルミホイル(アルミ箔)での冷凍では、プロの現場でも使われている保存法なんです。アルミホイルは光や空気、湿気を通しにくくて、熱伝導率が非常に高いんです。冷凍も解凍もすぐにできるので食パンの水分と風味を損なわずに保存できます。
また、アルミホイルは丈夫なので、冷凍中にパンが潰れるのを防いでくれますよ。
どうしてアルミホイルだとしっとりするの?
アルミホイルは水蒸気を逃がさずにパンの内部の水分を保持しやすいので、解凍後もしっとりした食感が残ります。
気密性の高さ
アルミホイルは空気も水分も通しにくいので冷凍庫内の乾燥からパンを守ってパン内部の水分が抜けるのを防ぎます。
急速冷凍や解凍ができます
アルミ箔は熱の伝導が速いので冷凍時は素早くパン内部まで冷やされて解凍時もムラが出にくく、パンの劣化を抑えることができるのです。

包み方は?
アルミホイルでの包み方はとても簡単です。
包み方
- 食パン1枚ずつ、または2枚重ねで包むのがベスト
食べる分だけ解凍できるので無駄がありません。
- 食パン全体をぴったり包む
空気が入らないようにしっかりと密着させます。角も丁寧に折り込みます。
- 冷凍用保存袋に入れるとさらに効果的
アルミホイルで包んだ後、チャック付きの保存袋に入れると、ニオイ移り・冷凍焼けの防止になります。
解凍はどうするの?
アルミホイルで包んだままでも、上手に解凍できますが用途に応じて、次のように使い分けることもできます。
トースターでそのまま焼く
冷凍庫から出してすぐにアルミホイルごとトースターに入れて焼くこともでできます。外はパリッと中はしっとりと仕上がりますよ。温度が均一に伝わりやすく、焼きムラも出にくいです。
自然解凍後に焼く
時間があるのなら、室温で15~30分ほど自然解凍してから、軽くトーストするとふんわり感がでます。
電子レンジでの解凍
電子レンジでの加熱は、水分が飛びすぎる場合があるため、できれば避けた方がよいでしょう。
アルミホイルで冷凍保存のそのほかのおすすめ
アルミホイルの冷凍保存は、パン以外の食材にも使えますよ。
炊き込みご飯やおにぎり
水分を逃さず風味を閉じ込めてくれるため、自然解凍後もしっとりおいしいですよ。
グラタンやドリア
冷凍前にアルミホイルのカップで形成しておけば、そのままオーブンに入れて焼けて便利です。
焼き魚・煮魚
ラップでは防ぎきれないニオイ移りや油じみを防ぎつつ、魚の繊細な味わいもキープできます。
どっちがいいの?
風味や食感を大切にしたいならアルミホイルがおすすめですね!
ラップは簡便で安いですが、保存性・食感・使い勝手のバランスではアルミホイルがおすすめです。
特にパンの「しっとり感」や「風味の保持」を重視するなら、アルミホイルでの冷凍保存がベストです。
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