アルミ関連の夏のエアコンメンテナンス

アルミ板 解説

夏、エアコンの稼働が増えので、効率よく冷却させるためのメンテナンスは大切です!アルミニウムの特性を活かしたメンテナンス方法、アルミの特徴を踏まえてエアコンをより効率的に、そして長く使う方法、フィンのお掃除、室外機の日除けなどについて詳しく解説します。

エアコンのフィンのお掃除

アルミフィンの役割とお掃除

エアコンの前のフタをあけると内部にあるアルミのフィン材でできた「熱交換器」は、細かい金属製の羽(フィン)で構成されています。このフィンはアルミニウムが使われています。アルミは熱伝導性が非常に高い金属なので冷媒と空気の熱交換を効率よく行うことができるのです。

アルミフィンが汚れると?

アルミフィンは薄く繊細ですが、フィルターを通過したホコリやカビ、タバコのヤニなどが付着すると、熱伝導効率が低下してしまいますので、冷却性能・冷却効率が落ちて電力消費が増加していまい、カビの繁殖による悪臭や健康被害原因にもなります。

アルミフィンの清掃

  1. 電源を切る・コンセントを抜きます。感電防止のため必ず行います。
  2. 掃除機で軽く吸い取ります。アルミフィンにむりやり押し付けると曲がるので、やさしくホコリを吸い取ります。
  3. 専用のフィンクリーナーを使うのもよいでしょう。市販のアルミ対応エアコンフィンクリーナーを使うことで、腐食を防ぎつつ洗浄もできます。
  4. 水洗いは避けます。水分が内部に入り込むと、ショートや錆の原因になります。

エアコン室外機にアルミ箔を貼って日よけ(日除け)

アルミの反射性を活用

夏場は室外機は直射日光にさらされて、高温になります。室外機の温度が上昇すると、内部の熱交換効率が低下し、エアコンの冷却能力が落ち、消費電力が上昇してしまいます。

アルミ箔を使った遮熱の効果

アルミは高い反射率持っているので、赤外線(熱)を効率よく反射します。直射日光を防ぐアルミを利用します。

アルミ箔遮熱シート

  1. 室外機の上部に日除けカバーを設置します。アルミ箔またはアルミ蒸着のシートを使って、室外機本体に日光が直接当たらないようにします。
  2. 通気性を確保します。室外機の吹出口や吸気口を塞がないように、上部や側面に浮かせて設置するのが重要です。
  3. 市販のアルミ製室外機カバーを利用する方法もあります。ホームセンターなどで入手可能な製品の中には、熱反射効果と通気性の両方を考慮した設計のものもあります。

アルミ製フィンの修復方法

曲がった・凹んだアルミフィンを直す

エアコンの熱交換器に使われているアルミ製フィンは、薄くて柔らかいので清掃中に指や掃除機でうっかり曲げてしまうことがあります。曲がったフィンは空気の流れを妨げて冷却効率の低下になるため、できれば修復したほうがよいです。

修復に必要な道具

フィンストレートナー(フィンコーム)、家電量販店や通販で1,000円前後で入手できます。フィンのピッチ(幅)に合わせて選べます。

歯ブラシで代用する。硬めの歯ブラシを使いますが、ただし完全な修復は難しいです。

修復方法

1.電源を必ず切ります。

2.フィンの曲がり箇所を確認します。

3.フィンストレートナーでゆっくりとかき起こすように整えます。力を入れすぎず、フィンをなでるように上下に動かすのがコツです。

4.目立つ凹みやへこみも丁寧に修復します。

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