アルミニウムは軽くて熱伝導性が高い金属ですが、酸やアルカリに弱いという特徴があります。
酸性に弱いという性質は、 クエン酸(酸性)で腐食や変色を起こす可能性がありますし、アルカリに弱いという性質は重曹(弱アルカリ性)で黒ずみや表面の変質の可能性があります。
アルミ鍋の掃除には、使い方で効果がある場合と、逆に傷めてしまう場合がありますので注意が必要です。詳しく解説します。
重曹を使う場合
効果としては、焦げ付きや油汚れを落とすのに有効です。重曹は弱アルカリ性で油脂を分解しやすい性質がありますが、注意点としては、長時間放置するとアルミ表面が黒く変色することがあります。また、高温で重曹を使うとアルミの酸化膜が変質しやすい傾向があります。
安全な使い方としては、短時間(数分程度)でこすり洗いがおすすめです。重曹ペーストを使う場合は、洗浄後に、すぐに水でよくすすぐようにします。

クエン酸を使う場合
効果としては、水垢や白いカルシウム汚れ(アルカリ性の汚れ)に有効です。ただし、注意点としては、アルミは酸に弱いため、クエン酸を使うと腐食や穴あきの原因になります。
そこで安全な使い方としてはごく薄いクエン酸水で短時間拭き取るようにして、その後すぐに中和(重曹水で軽く拭く)させて、水でよく洗い流します。
してはいけないこと
重曹やクエン酸を煮沸するとアルミが変色や腐食しやすくなります。長時間浸け置きもアルミの表面の保護膜が失われて、黒ずみや穴あきの原因になります。
代わりの安全な方法
中性洗剤と柔らかいスポンジとで洗浄するようにします。黒ずみが気になる場合は、アルミ専用クリーナーを使用してもよいでしょう。
アルミ鍋を長持ちさせる方法
中性洗剤で優しく洗うようにします。 酸性・アルカリ性の洗剤は避け、柔らかいスポンジで洗浄することが基本です。
空焚きをしないようにします。高温で空焚きすると酸化膜が変質して、変色や劣化の原因になります。
水分をしっかり拭き取る。洗浄後は水滴を残さずに、乾いた布で拭いてから収納しましょう。
塩分や酸を長時間放置しないようにします。塩や酸性のトマトやレモンなど食材を入れたまま放置すると腐食しやすくなります。
専用クリーナーを活用します。黒ずみやくすみが気になる場合は、アルミ専用の研磨剤やクリーナーを使うと安全です。

黒ずみの原因と対策
原因
酸化皮膜の変化
アルミは空気中で自然に酸化膜を形成しますが、加熱やアルカリ・酸の影響で膜が変質して、黒ずみになります。
水道水中のミネラル
カルシウムやマグネシウムが付着して、加熱で変色することがあります。
食品成分との反応
酸性の食材や塩分がアルミと反応して、黒ずみを引き起こします。
対策
軽度の黒ずみ:アルミ専用クリーナーで磨くようにします。水垢や白い汚れは、薄いクエン酸水で短時間拭き取って、すぐに中和して水洗いします。
予防としては、調理後はすぐに洗浄して、水分を完全に拭き取ります。



コメント